【防災×コインランドリー】災害時に地域の皆様をサポートする「そなえるランドリー」がスタート

2024.08.30

株式会社OKULABは、地域の皆様への災害時サポートの一環として、非常用備蓄品を常時店内に備え、災害時に被災者や帰宅困難者に店内スペースと備蓄品を提供する「そなえるランドリー」の取り組みをBaluko Laundry Placeの都内2店舗でスタートいたしました。


「そなえるランドリー」とは
 

災害時に地域の皆様と、やむを得ずその場にとどまる必要がある帰宅困難者の方に、通常はコインランドリーとして営業している店舗のスペースを一時的な滞在場所として提供する取り組みです。
「そなえるランドリー」の導入店舗では、一定数の方が店内で一晩を明かすのに必要な非常用備蓄品を店内に常備しています。災害時にはランドリーの利用有無にかかわらず、備蓄品や滞在場所を必要とされている方であればどなたでもご利用が可能です。
※利用には一定の条件がございます。

▲備蓄品ボックスと備蓄品の一部


なぜ今、ランドリーでの防災が必要なのか
 

南海トラフ地震発生リスクの高まりや、気候変動に起因した災害の発生に伴い、防災の重要性は年々高まっています。
日常の生活に必要不可欠な「洗濯」を担うOKULABでは、災害時に地域の皆様に提供できる役割を検討してまいりました。
特に断水や停電が発生した際の衛生環境・洗濯手段の確保の問題は、過去の災害発生時にも大きな課題となっており、自治体と民間が連携した防災の取り組みも始まっています。さらに、24時間営業しているコインランドリーの利点を生かした災害時の居場所の確保についても、必要性が顕在化し始めています。

2023年5月、北海道オホーツクエリアの小清水町では、災害時も平常時も活用できる「フェーズフリー」の考えに基づいた防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」内に、Baluko Laundry Place 小清水町ワタシノ(斜里郡)がオープンしました。町に唯一のコインランドリーとして平常時は洗濯サービスを提供し、災害時は非常電源、貯水槽の設備を用いた避難所の洗濯設備として使用されます。

▲小清水町防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」
 

また、令和6年能登半島地震では、元日の震災ということもあり近隣の商店などが営業していない中で、近隣住民の方30名程が、空調・電灯のあるBaluko Laundry Place ⻘山(新潟市)に一次避難されました。 震災後は、能登地方で数ヶ月に渡る断水が発生し、コインランドリーの必要性が見直されました。

 

24時間いつ起きるかわからない災害への対策
 

災害は24時間いつでも発生する可能性があり、早朝や深夜帯でも即時、かつ確実な避難場所の確保が必要とされます。
また、郊外や過疎地では、都市部に比べるとインフラが脆弱な地域も多く、場所によっては住民の方の孤立状態が発生する可能性があります。

基本的に24時間営業し、空調設備などを備えたコインランドリーという場所だからこそ、災害時に即時に貢献できる方法を考え、実施に至ったのが「そなえるランドリー」です。

 

備蓄品について


店舗に常時設置する備蓄品は、「よりよい備え、よりよい暮し」をコンセプトに、普段から使えて災害時にも役に立つ防災グッズを取り扱う、防災のセレクトショップ「セイショップ」(運営:株式会社セイエンタプライズ)のプロデュースにより選定いたしました。
約60食分の非常食、スリーピングバッグなど、地域や店舗の特徴に合わせて一定数の方が店内で一晩を明かすのに必要となる備蓄品を揃えています。
万が一の際の備えが自宅以外にもあることが、地域住民の皆様の安心につながると考えています。

 

▼備蓄品リスト
1. サバイバルフーズ(25年保存可能非常食 クラッカーとチキンカレー​)
2. 15年保存水​
3. 歯磨きタブレット
4. 災害用トイレ処理剤 
5. スリーピングバッグ​
6. 高機能マスク​
7. レスキュータオル(濡れタオル)​
8. 非常用給水袋
9. 懐中電灯
10. 長期保存可能電池
※内容は店舗によって異なります。

 

そなえるランドリー 設置店舗
Baluko Laundry Place 代々木上原
Baluko Laundry Place 狛江
 

 

そなえるランドリー 概要ページ
https://baluko.jp/posts/sonaeru-laundry